アクチュール 2012年 3月号 No.28
表紙の背景になっている冬の空色の濃淡が綺麗で、
屋上に立つ柔らかい表情の相葉君のシルエットが
とても際立っています。
相葉君の写真集かと思う様な写真の質感に驚きま
した。10ページに渡る写真は笑顔や穏やかな表情
ばかりです。インタビューが2ページ。
インタビューでは他の雑誌には無い内容の物もいく
つか載っています。
以前、相葉君が実家の犬を抱いた瞬間に犬の心臓が
止まってしまった事があって、その時はペットの犬
は助かったけれど、今まで飼ってきたペット達に「死」
については色々と考えさせられてきたそうです。
メンバーに対する優しさや思いやる気持ちが随所に出
てしまう相葉君らしい出来事や、仕事においても他の
メンバーとは違う捉え方・感じ方をしている部分を掘
り下げた内容だったり、とても興味深い内容でした。
ニンゲン合格 [VHS]
私はレンタルビデオで見た分際ですのであまりレビューなど書くべきではないかもしれませんが、本当に素晴らしい作品だと思います。描写が唐突で、つまらない無駄を省きおもしろい無駄を残した、そんな印象を受けました。テンポもよく、下手に騒がしくないので最後まで楽しんでみることが出来ました。見ているときはさっぱりしているようで、見終わったときにはほんのり切ない後味が残りました。言葉足らずで伝わりにくいと思いますが、とにかく見ていただければ素晴らしいということは分かると思います。好き好きですけど・・。
ストロベリーナイト Blu-ray
過去のトラウマを背負い苦しみながらも、前を向いて強く生きようとし、そして男社会の中でも負けずに頑張る女性刑事は圧巻です。凛とした表情の竹内結子さんは同性から見ても美しいと思います。周りを固めるベテラン俳優さんや若手の方もバランスがとれているし、ストーリーも緊張と緩和で楽しめる作品だと思います。是非働く女性にお勧めします。
ストロベリーナイト DVD
だけです。
本当にそれだけ。
これはミステリーではないし、エンターテイメントとしてもそこまで高い評価を与えられるほどのものでもない。
どうしても「残虐なシーンを出しておけばウケる」という思考が見えてしまう。
最後にたどりついた「衝撃的な事実」も、ああやっぱりな、くらいのモノ。
さらに下手に話がテレビドラマに続いているせいで、これ1つ見てもキャラクターが分からない。
1本の「ストロベリーナイト」として出すのだから、一応でもそれで終わらなければいけないのに、続編が決まっていたせいなのか、原作からなのかは分からないがキャラクターが浅すぎる。
個性的ではあるが、これではとってつけたようなうわべ面な印象しか残らない。
だからマイナス2。
ただ、姫川の過去である裁判のシーンだけは素直に褒められる良いシーンだったと思える。
このDVDを買うのなら、ドラマも全てそろえるつもりでいた方がいいだろう。
Dolls[ドールズ] [VHS]
北野監督にしては、けっこうオーソドックスなカメラワークです、たぶん。
ストーリーは、会社の社長の令嬢と結婚するために彼女と別れ、いざ結婚式のとき、彼女が自殺未遂したことを教えられ、完全駆け出す彼氏。
そのあとは、監督お得意の非現実生活に突っ走ります。そこに、ヤクザの親分の昔からいままで引きずっている恋話と、顔に怪我を負ったアイドルに会うため無茶をする青年が、ぎりぎり薄すぎる人間関係でからんできます。
まず構成なんですが、文楽に語らせるというのはヨージヤマモトの衣装があまりにも非現実的なんで(そうそう手に入らないと思う)ワンクッションおいてみて、抽象性を出そうとしたんじゃないんでしょうか。あまり突っ込みながら見るのも疲れるんで淡々と見ました。
個人!的に好きなシーン(映像)は、赤の紐でつながれた2人が大量の風車を並べた屋台を歩くシーンが幻想的で、あぁいいなぁ、と声に出ました。で、もうひとつ。これまた2人が夜の川べりを歩いていて、彼氏が先に小さな板の橋を渡り・・・でも彼女が遅れて紐がのび彼氏が引っ張られるシーン。ここでようやっとあの赤い紐が、彼女をもう二度と手放さない、という彼氏の意思の表れなんだと納得しました、それまではある種の記号みたなもんだと思ってたんで。
ラストはもう、しょうがないでしょう、救済を求めるならば。