ランド・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット [DVD]
この映画を観る方の大半はロメロ氏の過去作もご覧になっていると思います。前作の「死霊のえじき」から20年が経過し、さすがに御大も力の衰えは隠せませんが、それでも他の凡百のホラー映画よりははるかに素晴らしい出来です。どこが?それはご覧になって、ご自分の目で確認して下さいという他はありません。このジャンルの監督の中ではロメロは俳優の生かし方を良く知っているなというのが率直な感想ですが、ステレオタイプになりがちなこの手の映画の人物造形の罠から今作も上手く逃れていると思います。アーシア・アルジェントの起用はホラー・ファンには嬉しいプレゼントでしょう。他の出演者達も概ね好演。ストーリー、演出は以前よりサスペンス的な描写が多くなったように感じますが、緊張感は保てています。劇場公開時にはカットされたゴア・シーンも追加され、この辺りもファンには見逃せない部分でしょう。欲を言えば、特殊メイクはやはりトム・サビーニに担当してほしかったと思います。出来れば、次回のゾンビ映画まで20年待たされなければいいのですが・・・。さて、どうでしょうか?
死者の夜明け―ドーン・オブ・ザ・デッド (竹書房文庫)
古本屋で見つけて一気に全部よんでしまった。物語に立ち読みで終わらせない独特の魅力がある。今だに何回も読んでる。コラテラルと並び好きな映画のノベライズなのでなおさら。早くDVDも買いたい。
サバイバル・オブ・ザ・デッド [Blu-ray]
本作ですがロメロ監督には珍しく、『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』のスピンオフ的な作品となっており、前作を観ているとより世界観を楽しめます。ただ、前半の盛り上がりに比べ、島に渡ってからの展開がちょっと迷走している感があるのが非常に残念です。
ドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット プレミアム・エディション [DVD]
今更ですが昨年のナンバーワン映画です。
個人的には歴代二位です。
オリジナル版のじわじわせまる絶望感とは違って…
「逃げられません!」っていう恐怖。
だって暴徒ですもん、ゾンビが。走る走る走る!何か怒ってるし。
一番ゾッとしたのは、普段はオリジナル版よろしくボケーっと歩いてるくせに…
生きた人間を見ると凄まじい形相で猛ダッシュ!破壊!飛び跳ねてる奴もいましたね。きっと彼らにとっては「生きてる」ってだけで殺意を覚えるのでしょう。
どこに逃げても追いかけてきますよ、彼らは。
無人島へ逃げても、きっと泳いで追いかけて来るんです。
そんな勢いがあって、ゾンビと言うか「死んでる暴徒」?
意外とキャラクターもしっかりと描けていて、僕は男ですがCJに惚れてしまいました。
お前男だな、CJ!
余談ですが日本語吹き替えが最高にいい感じです。
そうそう、音楽面でもここ近年のベストチョイス&ナイススコア!
エンディングのDISTURBEDの「DOWN WITH THE SICKNESS」が最高。
これがきっかけでDISTURBEDにはまってます。
ありがとう、ゾンビを超えたゾンビ?暴徒?映画!!
ビートナッツ(紙ジャケット仕様)
BEATNUTS(=ビート馬鹿、因みにマイクG命名らしい…)1st。俗称ストリートレベル。
ビートナッツ特有のオリジナルなファンクはこの頃から既に完成しています。この特有の土臭さは好き好きですが、ハマったら最後、虜です。ドープです。
音質の向上があったりで最近のビートナッツは好きになれませんが、音程のずれているような一風変わったトラックはこの頃からずっと一貫しています。
オモシロイですよ。因みにジャズ・ヒップホップらしさをビートナッツに求める方はチ・アリのアルバムがベター。